3分で押し倒された。筋トレ男子の末路がこれ

3分で押し倒された。筋トレ男子の末路がこれ

3分で押し倒された。筋トレ男子の末路がこれ

「3分で押し倒された。筋トレ男子の末路がこれ」
ジム通いはもう5年になる。


週4回ペースで筋トレ、プロテイン、PFC管理。ベンチプレスは120kg、見た目も「ガタイがいいね」とよく言われる。


正直、俺は自分にある程度の“男としての強さ”があると思っていた。


そんな俺の自信が、わずか3分で粉々になるなんて、想像もしなかった。


彼女と出会ったのはジムではなく、職場。


スラッとしたスタイルに、知的でクールな印象。でも、あまり表情を変えないタイプで、最初は正直ちょっと怖かった。


「私、柔道やってたんだ。黒帯だよ」


何気ない雑談でそう言われたとき、俺はちょっとだけ笑ってしまった。
いや、もちろん失礼なことはしてないつもり。でも、内心ではこう思ってた。


(いやいや、筋トレしてる俺の方が絶対強いでしょ)


その思い上がりが、俺を地獄に叩き落とすことになる。
飲みの帰り、ふとした流れで「力比べでもする?」という話になった。
もちろんノリ半分。でも、俺は完全に勝つつもりでいた。
部屋に着いて、ラグの上で向かい合う。彼女はジャージ姿、髪をゴムでまとめた。


「手加減はするね」と彼女が言う。


俺は立ち上がった瞬間、タックルを試みた。が――
次の瞬間、世界がひっくり返った。
彼女の体重移動と腰のキレ、まるで見えない力に吸い込まれるように床に叩きつけられる。

マットじゃないのに、音がした。**「ドン」**と。
そのまま馬乗り。腕を押さえられ、腰で固定。動けない。筋肉が重さに潰される。


「うそ……マジか……」


全力で返そうとする。ベンチ120kgの俺の腕に、力を込める。


……のに、彼女は動じない。むしろ「もうちょっと頑張ってよ」と笑っている。
腕を抜こうとしたら、今度は足で三角絞めの形に入ってきた。
俺の首に絡まる太もも、意識がすっと遠のく感覚――本能的に手のひらでタップした。


「3分かな。結構粘ったね」


彼女は平然と立ち上がり、水を一口飲んで言った。
俺は床の上で呆然としていた。


ベンチプレスも筋トレも、あの3分の中で何の意味もなかった。
何より、悔しいのに、負けたくせに、興奮していた自分がいた。
体を絡め取られ、抑え込まれ、見下ろされた記憶が、頭から離れない。
彼女の汗、呼吸、密着感。全部が妙に鮮明で、ずっと残っている。


「またやる? 次は一本勝負にしよっか」


彼女の一言に、なぜか逆らえなかった。
そして内心、またやられたいと思ってしまった自分が――本当に情けない。
これが、筋トレ男子の末路。


筋肉じゃ勝てない強さが、この世には確かに存在した。




第2話
一本勝負篇 〜完全KOで意識が遠のいた夜〜



あの日から数日後。


俺はまだあの屈辱の記憶を引きずっていた。
だが、どうしても彼女との「一本勝負」を断れなかった。
正直、また負けるかもしれないのに、その刺激に抗えなかったんだ。


彼女の部
道場で着るような柔道着に着替えた彼女は、普段とはまるで違う雰囲気だった。


「今日は本気でいくよ」と言う彼女の目が、鋭く光っている。


俺は自分の筋肉に少しだけ自信を持ちながらも、どこか緊張していた。


「じゃあ、はじめ!」


合図とともに俺は突進した。
だが、彼女の動きは想像以上に速い。
体をいなされ、重心を崩される。


「まだまだ!」彼女の声が耳元に響く。


一瞬のスキをつかれ、組みつかれた。
そのまま力強く倒され、腕と頭をがっちりホールドされる。
俺は抵抗したが、全く動けなかった。


次の瞬間、彼女の太ももが俺の首に巻きつき、締め上げる。
息苦しさが一気に襲い、視界が暗くなっていく。


「タップして」彼女の冷静な声。


だが、俺はプライドが邪魔をして抵抗し続けた。
意識が遠のく中、最後に心の中でこう呟いた。


(負けたくない…)


しかし、体は言うことを聞かず、ついに意識が途切れた。
気がつくと、彼女が膝をついて心配そうに見下ろしていた。


「大丈夫?無理しないでよ」


そう言いながら、彼女は優しく俺の髪を撫でた。
悔しい。恥ずかしい。けど、不思議と心地いい。
俺は深く息を吸い込み、ゆっくりと目を開けた。


「一本、取られたよ」


彼女は微笑んだ。
俺は苦笑しながら、「また挑戦する」とだけ言った。
負けても、負けても、なぜかやめられない。


これが、俺と彼女の新しい関係――



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