体育祭で女子に追い抜かれた日

体育祭で女子に追い抜かれた日

こんにちは、メロンです。


今回は中学生時代の体育祭の話です。


私は昔から運動が得意ではありませんでした。


特に走るのが苦手でした。


足が速い男子を見ると羨ましく思ったものです。


そんな私が最も嫌だった行事。


それが体育祭でした。


特に徒競走です。


逃げることができません。


全校生徒の前で走らされるのです。


しかも当時は男女混合で走る競技もありました。


今思えばなかなか恐ろしい話です。


私はスタート地点に立ちながら、


とにかく女子には負けたくない。


そう考えていました。


別に上位になりたいわけではありません。


男子に負けるのは仕方ない。


でも女子にだけは負けたくない。


そんな妙なプライドがありました。


そしてスタート。


案の定、前半から出遅れます。


しかし後ろを見る余裕はありません。


必死に走りました。


ところが途中で気配を感じたのです。


横です。


誰かが並んできました。


見ると女子でした。


クラスでも運動神経の良い女子です。


嫌な予感しかしません。


そして数秒後。


あっさり抜かれました。


綺麗に。


本当に綺麗に。


まるで置いていかれるように。


私は必死で追いかけます。


しかし距離は広がるばかり。


そしてそのままゴール。


完全敗北でした。


しかも全校生徒が見ている前で。


今思えば大したことではありません。


足が速い人が勝っただけです。


男子も女子も関係ありません。


しかし当時の私は違いました。


かなり落ち込みました。


体育祭が終わった後も、


あの追い抜かれた瞬間が頭から離れません。


女子に負けたこと。


皆に見られたこと。


その二つが妙に引っ掛かったのです。


今振り返ると、


そんな事で悩んでいた自分が少し面白くもあります。


ですが、中学生のメロンにとっては重大事件でした。



あの日の校庭の景色は、


今でも何となく覚えています。

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